IELTS リーディングパート攻略への道。
留学に向けてまず準備することは、海外の高校や大学が指定している資格を受験し、一定の合格ラインに達することです。現状として、日本の大学の多くもAO入試や一般推薦の受験資格に、英検・TOEIC・TOEFL・IELTSの点数を指定しています。例えば、東京外国語大学の近年の傾向を見ると、AO入試や一般推薦において、英検準1級を受験資格の基準としており、その資格取得の時期も数年以内という制限もかかっています。新学年を迎え、日本中の受験生たちが本気になって資格取得を目指している今日この頃だと思います。今回のブログでは、その中でも近年注目されているIELTSについて記述します。英検をはじめ、TOEFL・IELTSも4技能を点数化するテストになっています。受験者それぞれで得意技能・苦手技能は別れてくるとは思いますが、今回は特にIELTS Reading パートについてその対策を主に記述していきます。CIEEL に通う生徒からもよく質問を受けるIELTSについて、いつか記述したいと考えていました。4技能、どの分野においても非常にバランスよく問題が構成されていて、Reading Section は3つのパート(4つの場合もあり)から構成されており、パートが進むにつれて難易度は上がっていきます。単語や文法レベルで言うと、英検の2級から準1級で、文量はA4サイズ1.5ページほどです。各パートにおける問題数や問題スタイルも多様で、多方面から受験者を評価できるテストになっています。Reading パートで特に受験者を悩ませているのが、「速読」です。60分間で3つのリーディング(合計40問)に答えると言うのは、受験者にとってかなりの負担となります。単純計算で1パートに費やす時間は計算できますが、前述した通り、難易度はパートが進むにつれて「上がって」きます。いかにパート3に時間を残して読み解いていくかが鍵となります。
スキミング
私の以前のブログで、Scanning と Skimming という内容のものがあります。その中でご紹介している Skimming の技術がIELTS Speaking パートにおいて必須となります。6段落以上から構成されるパッセージを時間内に速読していくには、各段落における重要な情報を抜き出して、回答に繋げていく必要があります。一言一句、文法構造を解析、知らない単語を丁寧に推測等していては、あっという間に60分が過ぎてしまいます。その段落で伝えようとしている概要やアイデアは何なのか、ディスコースマーカーやトピックセンテンス、筆者の意見が出やすい副詞句に目を向けて内容をさらっていくことが必要です。
Taking notes
前述した Skimming を効果的に使用するために必要な条件として、ペーパー版のテスト形式を選択することです。コンピュータ版ではできないこと、それは問題用紙への「書き込み」です。今となっては当たり前となっているコンピュータ上での受験ですが、やはり試験といえば鉛筆を使用して解いていくという古典的スタイルが好きな方も多いのではないでしょうか。各段落の Skimming の内容を該当段落の横にさっと鉛筆で書き込んでおけば、重要な情報が記憶から抜け落ちることもありませんし、後ほど問題を解く時にもピンポイントでその段落に戻ることもできるでしょう。今までコンピュータの受験しか経験したことのない受験者の方は、一度ペーパー版にもチャエレン辞してみてはいかがでしょうか。
スキャニング
ある程度のパッセージ理解が進むと、Skimming した内容が問題用紙の端に書き出されていきます。3分の1ほど読み進めたら、一度問題に目を通してみましょう。問題の内容を理解したら、その前後の関係や問題の中にあるヒントをもとに、Scanning をして、情報をピンポイントに見つけにいきます。その際に自分が問題用紙に残してあるメモや読み進めながらチェックしている重要そうな単語や表現を見つけ、マッチングさせます。素早く必要な単語だけを見つける力も重要になってくるので、それを最大限に発揮するためにも、Skimming, notes, Scanning の流れは徹底的なものにしましょう。
Part 1- Part 3の時間配分
最後に時間配分について記述します。ここでは、受験者のレベルに合わせて2パターン紹介します。まず一つは、Part 1, Part 2だけに注力し、Part 3 は時間的に「捨てる」という場合です。60分の中で、30分を 難易度が一番低いと言われているPart 1 に使用し、Part 2 に残りの時間+Part 3の最初の解きやすい数問に充てる、という方法です。大きな賭けとなってきますが、全てのパートを解こうとして、慌ててしまい中途半端な回答を残すよりも効果的だと考えます。もう一つのパターンは、3つのパートを満遍なくバランスよく解きたい方向けの時間配分です。Part 1 に15分、Part 2に20分、Part 3 に25分という流れです。ここで重要なことは、「必ず決めた配分を守って読むこと」です。Part 1 を15分と決めたら、それ以上の時間は原則かけずに、次のPart 2 に進むということが重要です。これを守らずにダラダラと読み解いていくと、先ほど述べたように中途半端な回答で後半が終わってしまうことになるでしょう。


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