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「英語の発音を育てる!完璧を目指さず、自分らしい発音を目指す方法」

  1. カタカナ表記の活用と限界
     多くの日本人がカタカナ表記を参考に発音を学びますが、英語と日本語の音の違いがあるため、その活用には限界もあります。このセクションでは、カタカナ表記を参考にしつつも、それだけに頼らないことが大切だと伝えます。
     あなたが英語学習者のビギナーであれば、まずは単語を読む、ということに抵抗や難しさを感じるかもしれません。1つのスタートとして、例えば、目標とする英検の級のリスニングスクリプトを指標として、ウェブサイトからダウンロードしましょう。その音源を聴きながら、読めない単語にカタカナで聞こえてきたまま記入していきましょう。Thank you がセンキュー、サンキュー、エンキューと聞こえる人がいるように、人によって異なる聞こえ方があるかもしれません。しかし、その聞こえ方(カタカナ表記)でも、それが「間違い」とは限りません。まずは、「聞いてみる」そして「視覚化する」ということを実践しましょう。
  2. 発音に役立つ本の選び方
     発音を練習するための本も多数あります。ここでは、音声CDやQRコードで発音が聞ける教材や、リピートしやすいフレーズが含まれるものなど、実践的な発音練習ができる本の選び方を説明します。
     シンプルで覚えやすい表現が載っていること、実際に口の形を確認しながら練習できる内容の本が理想です。例えば、RやL、THの音が分かりやすく説明されている教材が良いでしょう。一冊、私が愛用している本をページ下に紹介しておきます。英英語学習初心者にとっても、わかりやすく丁寧に説明されています。つまずきやすい LやRの発音も、日常生活でふと耳にする日本語の「音」を例として説明してくれていますし、イラストや練習問題を載せて、しっかりと学習としての位置付けもある素晴らしい本です。ぜひ一度、手に取ってみてください。
  3. 日々続けられる発音練習 
     発音を向上させるには、日々の練習が重要です。このセクションでは、自分の声を録音して聞く、自分の発音を観察する方法など、具体的な練習法を紹介します。
    自分の発音を聞くのは恥ずかしい!という人も多いかと思います。私もそうです。この感覚はいつになっても変わらないものなのかと、諦めつつあります。しかし、多くの発音学習の専門家が「自分の発音を録音して聞いてみよう」と述べているので、それは間違いのない練習方法なのでしょう。
    何を録音するか迷っている方のために、いくつか素材を紹介します。
     1つは国際英語発音協会が提示している練習問題がいくつかあります。その中で、読みやすい素材を選んで朗読し、録音、気になる発音をメモ、改善に努めるということを繰り返してみてはどうでしょうか。サンプルとして、私が読んだスクリプト(国際英語発音協会ウェブサイトより引用)とその発音を下に載せておきます。参考にしていただけると幸いです。
    My Father (Part I) ←クリックすると音声が聞けます。
    My father was born in 1927. At the age of 17, he left home to enlist in the U.S. Merchant Marines where he served his country during World War II. He had to lie about his age because he was supposed to be at least 18 years old to join. However, he then discovered he was too skinny, being five pounds under the minimum weight requirement. So, he went to a nearby market and bought a lot of bananas and started eating. After eating as much as he could, he went back to be weighed again only to discover he was still two pounds underweight. However, the enlistment officer said to him, “Young man, if you want to join the Merchant Marines that much, we will take you.” He served on a Liberty ship that transported troops, equipment and supplies through-out the war and was lucky to have survived since more merchant seamen died in World War II than in any other branch of the U.S. military because so many ships were sunk by submarines.
     もう一つは、英検のモノローグ問題を抜粋して、それを素材として練習することをお勧めします。ご存知の通り、英検のウェブサイトには、過去3回分のリスニングスクリプトと、その音源が公開されています。音源を何度か聞いて練習しながら、自分で朗読し、録音、確認、改善を繰り返してもいいかと思います。その際に、先ほど紹介した発音の本などを活用して、具体的なアプローチをするとさらに効果的な発音学習になると思います。
  4. 発音練習に役立つアプリ
     アプリを使うと、発音練習を効率的に進めることができます。ここでは、AIが発音を判定してくれるアプリや、発音ゲームが楽しめるアプリなどを紹介します。
     「Elsa Speak」や「Duolingo」など、発音の違いを細かく指摘してくれる点でアプリが便利です。毎日少しずつ練習し、無理なく進めましょう。両アプリとも、発音やフレーズをAIが細かく指摘、改善するようにプログラムされているので、楽しく計画的に進めることができます。レベルも徐々に上がっていくため、達成感を得ながら学習の継続ができます。
     実際の人間と会話をしようと考えた時におすすめのアプリとして、Hello Talk があります。かなりのユーザー数がおり、全世界で使用されています。基本的には無料で世界中の人と話ができますし、「英語学習者」のために会話ルーム(Voice Roomと言います)を開いてくれている人もたくさんいるので、仲間も多くできる素晴らしいアプリです。ぜひ一度ダウンロードして、試してみてください。
  5. 英語の発音練習にテレビドラマを活用する
     テレビドラマはリアルな会話表現や自然な発音に触れられるため、発音練習に最適です。ここでは、好きなキャラクターのセリフを真似する方法を紹介します。
     以前のブログ「英会話 in 大分」の中でも紹介しましたが、好きな海外ドラマを持つこと。これが一番です。自分の好きなキャラクターの発話をとっさに真似てみたり、メモしてみたりと、楽しく学べることは間違い無いでしょう。大事なことは、それを未来の英語発話場面で「使用」してみることです。あ、この場面では、あの表現が使える!と瞬時に思うことは難しいことかもしれませんが、ドラマからセリフを選ぶときに、覚えやすかったり、自分が普段の会話で使用する表現だったりした場合、積極的にそれらをインプットしておきましょう。慣れないうちは、インプットが100だとしたらアウトプットは5くらいかもしれません。しかし、継続は力です。めげずに楽しく英語学習を進めるには、好きなテレビドラマを見ながらが一番です。
  6. まとめ:自分の発音を大切にし、完璧を目指さず楽しもう
     ここまで様々な英語発音向上について書いてきましたが、究極的に言ってしまえば、”There is no perfect English pronunciation.” 「英語の発音に完璧は存在しない」です。英語が世界言語である以上、コミュニケーションのためのツールとして使用されるので、さまざまな “Accents” 「なまり」が存在します。それこそが英語の美しさであり、個性です。今、あなたが話している英語も、あなたの文化的背景や言語的背景、個性を十分に示しています。それを逆に、強み・魅力にして英語学習を進めてください。そうやって継続することで、その先に「あなたが目指す理想的発音」があるかもしれません。発音が苦手だから・・ではなく、今の発音で伝わることを実感し、いろんな英語に触れてみてください。ご存知のとおり、英語は発音がすべてではありませんので、他にもたくさん学ぶことがあるかもしれません。
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